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村上海賊の娘(下巻) [ 和田竜 ]のレビューは!?

50代 男性さん
上巻ラスト信長登場の期待感からすればメインであるはずの下巻の内容がいまひとつ物足りない感じがします。 かっこいいと思っていただけで戦に対する認識が甘かったと思い知らされ、能島に戻った傷心の景は、戦争なんかたくさんだとしおらしくなり、化粧までされて普通の姫になるのかと思われたが、難波へと向かった村上・毛利の水軍は謙信が動かなければ何もせず引き返してくることを知り、それなら本願寺の門徒はどうなるのだといてもたってもいられなくなり難波へ向かい、景の先走りが口火となって木津川合戦に突入という流れで後はその戦闘スペクタクルが延々と最後まで描かれています。 2014本屋大賞ということで衝動的に買ってしまいましたが、歴史小説としては脚色が強すぎ、また、木津川合戦にスポットをあてた内容なので、歴史小説にしてはタイムスケールが短すぎ、全体的に冗長な感じがするのは否めません。 また合戦スペクタルに重きがおかれた内容で、その分、人が討たれて死ぬ様がリアルに描かれているので残虐な描写には嫌悪感を感じる方もおられるのではと思います。 一言でいえば、村上(能島)対泉州の、脚本色の強い海賊戦闘物で、小説としては心情描写が希薄なように思います。 読み物としてはそれなりにおもしろいですが、好き嫌いの評価がわかれやすい作品だと思います。 ★3つか4つか評価に迷いましたが、最後まで読んでこの作品が本屋大賞ということで厳しい目でみてしまうと★3つです。

年齢不詳さん
内容的に興味あり購入し読んでみた。さすがに大賞作品だ。

40代 男性さん
今の大阪市の半分が海だったころ、そんな大阪をえがく小説は今までそうなかった。また、下巻は海戦が主な舞台となりますが、陸とは違う戦い方と、ちょっと激しいですが…海戦の描写に思わず引き込まれてしまいました。

40代 男性さん
上巻から続けて読み続けてしまう面白さ!!最後まで引きこまれました。

50代 男性さん
瀬戸内海の歴史と人間気質が伝わる一冊です。暖かい人情も奥深く伝わります

60代 男性さん
木津川合戦(村上海賊 vs 眞鍋海賊)のクライマックス、陸戦とは趣を変えた海戦の状況がリアルに綴られている。眞鍋七五三兵衛(しめのひょうえ)と景(きょう)姫の戦いの場面は長すぎたかなという印象もあるが、泉州侍の心意気と村上海賊の戦法までもが興味深い。この海戦における敗北で大阪本願寺は食料の搬入が可能となり、更に織田方との戦いは継続することになるのだが、この敗戦から巨大な鉄の船を建造し「ほうらく玉」攻撃への防御策を瞬時に考え実行するのが織田信長という稀代の天才ならではと思う。(最後は、物語を離れその後の歴史に思いが飛んだ。)

50代 男性さん
流石に「本屋大賞」を取るだけの事はあります。

70代以上 男性さん
下巻では、木津川河口の奇妙な睨み合から始まる海戦が全てで熱くなるが会話が軽すぎるのが、ちょっと気になったのと村上海賊の娘(景)の魅力が最後まで伝わって来ない、どうでもよい存在に思って読み進めてしまいました。 景に代わる主人公は、織田方の真鍋海賊の若き当主真鍋七五三兵衛、漲る強烈な個性は魅力充分で惹き付けられてしまう。 木津川合戦にかかわった者が望んだのは【自家の存続】が全てだったようだが、結局は誰も果たせなかったようです。 織田方の泉州侍の殆んどは所領を失い泉州を離れ、真鍋家も海賊衆ではなくなり、毛利方の能島村上家は滅び、雑賀党は解体、大阪本願寺は二派に分裂して灰燼に帰し、毛利家さえも中国十ケ国の盟主の座を失ってしまった。

30代 女性さん
上巻とセットで購入し、母と一緒に読みました。昨年の本屋大賞も同じように読みましたが、こちらも負けず劣らず面白いと母も言っていました。 読み応えがありますが、一気に読めて、また読みたくなる本です。

50代 男性さん
この上巻はやや冗長していますが下巻への布石です。 下巻ではすごい展開がまっています。 頑張って読みましょう。